現地点での中継ぎの役割(一軍メンバー)

最近の試合では、どこも中継ぎのリレーに苦労している傾向にありますね。
そこで、ヤクルトの中継ぎのメンバーの役割について簡潔にまとめてみました。
一軍出場選手(中尾も含む)になります。

風張 1イニング登板、火消し登板、回跨ぎ登板

便利屋としての役割になったからか、前半よりもより使われるようになりました。
以前よりもストレートの球速、スライダーのキレが良くなりましたね。
登板毎に良さが増し、ついには勝ちパターンに組み込める可能性が出てきたので、安定の投球内容をこれからも続けて欲しいです。

秋吉 1イニング登板、回跨ぎ登板

怪我復帰後は未だに役割がはっきりせず。
回跨ぎの登板では炎上したので、おすすめは出来ないですね。
全体的に球速が落ち、スライダーのキレも落ちているのでリハビリが必要かもしれません。
負けパターン、勝ちパターンのどちらでも登板させて、どこに定着させるかが重要。

ハフ 1イニング登板、回跨ぎ登板、ワンポイント

先発から中継ぎへと転向して、試行錯誤中。
色々な起用法を試していますが、唯一の左投手なので中澤のようなワンポイント登板での起用が主になるかと予想。
コースの隅で勝負するので、球審との相性によっては四球が多くなりそうなのが不安要素。
ここ数試合の内容はいいので、更なる活躍を期待したいところです。

大下 ロングリリーフ、1イニング登板

プロ一年目ということもあって、こちらも試行錯誤中。
現在はロングでの起用が主になっています。
ストレートと変化球の球速がほとんど同じなのが大きな特徴。
何となくでもしっかりまとめてくれるのは優秀。
先発に戻る日もそう遠くはなさそうな気がします。
今年は一軍のマウンドに慣れてくれれば十分ではないでしょうか。

梅野 ビハインド登板、1イニング登板

前回の先発登板から大きな成長を遂げています。
速球派の投手が少ないので、後半戦は貴重な存在になってくれるはずです。
ストレートの球威が更に良くなれば、これから中継ぎのエースになれる可能性を秘めています。
3年目のシーズンに向けて更なる躍進に期待したいところです。

中尾 1イニング登板、火消し登板

勝利の方程式の一角。現在は休養で抹消中ですが、9月では出番が多くなるでしょう。
主に7回での登板を任されています。
元々は左キラーとしての役割での起用になると予想していましたが、いつの間にか左右抑えられるようになっていました。
曲がりの大きいスライダーが持ち味で、三振の山を築きます。
今後も抜群の安定感に期待です。

近藤 1イニング登板、火消し登板、ビハインド登板

勝利の方程式の一角。現在ホールド数が1位の優秀な中継ぎ選手です。
主に8回の登板を任されています。
疲労も見えてきてはいますが、それでも炎上登板はほとんどありません。
大事な場面でも抑えてくれる安心感が、チームを救ってくれている気がしています。
今シーズンはこの定位置で勝ちを呼び込んでほしいところです。

石山 クローザー登板、火消し登板

勝利の方程式の一角。燕の絶対的守護神になりました。
ストレートは球速以上のものがあり、大体の野手が詰まらされています。
フォークの落ち方が特に良い日は、打たれる気が全くしません。
あまりの連投は避けたいですが、30Sを基準に頑張って欲しいところですね。
球界のクローザーの中でもトップクラスの成績、来シーズンにも期待が持てます。

先発投手もほとんど定着し、中継ぎのタイミングが大切なシーンも増えてきました。
野手が優秀なのもあって、流れを持ってくるような投球内容ができればある程度の点差なら取り戻してくれます。
CSに向けて、一戦一戦を大切にしてほしいですね。